研究紹介

2024年11月

被雷危険性予測技術実証実験 第三期 参加募集のご案内

被雷危険性予測技術実証実験 第三期 参加募集のご案内

 JAXAが研究開発に取り組んでいる被雷危険性予測技術は、航空機にとって被雷の危険がある領域を識別する世界初の技術です。同技術が出力する被雷危険情報によって、航空機は危険な領域を避けて飛行することができます。その結果、航空機被雷の発生件数が削減され、航空機運航の経済性が改善されることが期待されます。
 JAXAは2023年度に、ウェブページを介して被雷危険情報を(準)リアルタイムで配信する実証実験をおこないました。同実験は、さまざまなユーザが被雷危険情報を試験的に確認または利用することを通して、有効性の検証や実用化に向けた課題抽出などをおこなうことを目的としています。
 配信システムでは、空港周辺などにおける航空機被雷の危険性を二段階(危険とやや危険)でリアルタイムに表示されます。第二期(6~10月)では夏季の設定で行いましたが、第三期では冬季に最適となる新たな閾値を使用した被雷危険性予測を実施しています。冬季の閾値では、第一期で実施した共通の設定より、30%程度の面積の狭域化が可能になりました。
 実証実験への参加をご希望くださる方は、下記にリンクされているご案内資料を確認の上、必要事項を添えてメールでご応募頂けますと幸いです。

 リンク「被雷危険性予測実証実験 第三期 参加募集のご案内.pdf